この週末、Twitter改めXの皆さんは天体写真の画像処理ソフトウェアとして何を使われているのか教えていただくアンケートを実施しました。
今回は、その内容について、復習も兼ねてまとめておきたいと思います。
※ 本記事は、2023年9月10日に実施したアンケートを元に作成しています。
この日の午前、私はこのような問いかけを皆さんにしました。
300mmレンズを購入し、惑星や星雲を撮影するようになり、少しでも美しく見えるように画像処理をしていきたいと思ったのがきっかけです。
8時間のアンケートで、合計39件の投票をいただきました。投票してくださった皆さま、本当にありがとうございました🙇♀️
まずは、結果をおさらいしてみたいと思います。
56.4%のトップとなったのは、「PixInsight」です。
「PixInsight」は、スペインで最先端の画像処理、画像分析ソフトウェアを開発、提供しているPleiades Astrophotoという会社の製品です。
ライセンスは、250EUROとのことなので、39,405円といったところでしょうか。(こういう時、円安を本当に恨んでしまいます🙄)
続いて、2位となったのは、「ステライメージ9」です。
「ステライメージ9」は、日本ではお馴染みのAstroArtsが提供する製品です。
パッケージ版だと30,800円、ダウンロード版だと27,720円ということで、円安の影響を受けないのは大きいですね。
その他というところにも、15.4%投票いただいておりました。
これら2つ以外の名称としては、こんなものを紹介いただいております。
- Siril
- DeepSkyStacker
- GIMP - GNU Image Manipulation Program
- PS, Lr(これは何かわかりませんでした🙇♀️)
ネットで調べてみたところ、SirilやDeepSkyStacker(DSS)も日本に一定のユーザがいるようで情報が色々とありそうですね。機会があれば使ってみたいと思います☺️
ここからは、それぞれの特徴について、皆さんのコメントを引用しながら紹介していきたいと思います。
まずは、PixInsight✨
maverickさんは、PixInsightもステライメージも使われた上で、PixInsightを選択されたそうです。やはり海外のソフトなのでソフトウェアとして日本語がサポートされていないですが、それを超えるブロガーさんやX上での親身なアドバイスが素晴らしいとのこと。SNSなどのサポートが本家のサポートを超えるというのは、それだけユーザが多いということの証でしょうか。とっても助かります☺️
さとしさんも、PixInsightを利用されているとのこと。maverickさん同様、SNS上での情報量というところがキーになっているようです。(そういう意味だと、AstroArtsさんにはもっと頑張っていただきたいところですね笑)
StarNet(PixInsightのAdd-on)やStarXTerminator(PixInsightやPhotoShopのAdd-on)といったAdd-onも出ており、拡張性の高さはさすがグローバルというとこでしょうか。
続いて、ステライメージ✨
あぷらなーとさんの仰る「複雑な処理を求めない」と「サクッと処理が終わる高速性」という2点は、私のような1枚の処理にあまり時間をかけたくないタイプには、とても重要になってくるかもしれません。
getaさんの仰ってるポイントも非常に重要ですね。日本語表示で、基本的な機能がある。直感的で使い勝手のいいソフトウェアは、どの時代でも愛されるものです。
仕上げにステライメージを使うというのは、具体的にはどのような利用なのでしょう。画像処理のステップをまだ勉強できていない私には想像できませんが、きっと近い将来理解できる日が来ると思います💪
アルさんも補助でステライメージを使われているとのこと。痒い所に手が届く、それがステライメージということなのでしょう。勉強になります。
ということで、PixInsightやステライメージの特徴が何となくわかった気がします。今後は実際に使っていってみたいと思います。
回答くださった皆さん、ありがとうございました🙇♀️